上棟の準備~平屋建てワンダースケルトンハウス@北杜市
北杜市O様邸では、上棟に向けて足場の組み立てが始まりました。
土台組みも完了しました。太い木材が土台。その間にたくさんある細い木材が根太(ねだ)です。根太は床を支えるための構造材です。
完成した土台組みの写真をもう一枚載せておきます。こうしてあらためて見ると少し芸術的なかんじがします。
下の写真は、梁に電気配線を通すための加工を施しているところです。
ワンダースケルトンハウスの場合、1階の天井がそのままロフトの床になります。天井裏がないので、照明器具などの電気配線を隠す場所がありません。そのためあらかじめ電気配線を通すための溝を梁に入れておくのです。(電気配線をあえて見えるようにすることも可能です)
[おまけの写真]
下の写真は、追掛大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)という方法で梁を継いでいるところです。現在の家づくりでは、プレカットといって、木と木を接合するための仕口や継手を工場で機械加工することがほとんどです。とはいえ、プレカットで加工できる仕口や継手の種類には限りがあり、追掛大栓継ぎのような複雑な継手の加工はできません。追掛大栓継ぎは加工に手間がかかる反面、非常に強度の高い継手なので、より頑丈な家を建てるため、O様邸では一部の梁で採用しています。
(続く)