地面から出てきた石を再利用~正方形の倉庫建築@北杜市
北杜市のK様邸です。
倉庫の基礎を作るために地面を掘り下げた時に、大量に出てきた石を有効活用しよう、ということで造園的な工事をしています。
ショベルカーの右に見えるのが現在建築中の倉庫です。基礎ができあがった段階です。基礎の周囲にたくさんの石が転がっていますが、すべて今回の工事の際に土中から出てきたものです。
出てきた石を仮置きしていきます。仮置きと言っても、ひとつひとつ重機で運ぶ必要があるので、大変な作業です。
手前にある真ん中が少しくぼんでいる平らな石は、鳥の水飲み場になる予定です。石のすぐ横に蛇口を設置します。その向こうの5つの石はテーブルとイスをイメージしています。
敷地と道路の境界にも石を並べました。中央の大きな石には苔が生えていて、長くこの場所に置かれていたように見えますが、そうではなく、今回移動してきたものです。苔の生えている部分は、元の場所(今回倉庫を作る場所)に埋まっていた時に、地面から突き出ていたため、苔が生えているのです。
横の小さい茶色い石たちも、この後雨や風に打たれ徐々に味わいのある色へ変化していくと思われます。
倉庫建築と造園。出来上がりはどういうバランスになるのか。
2つの楽しみができました。