基礎工事4~バリアフリーの平屋建て@北杜市
本日は、北杜市のN様邸のレポートです。
下の写真はできあがったN様邸の基礎です。円柱型の支柱はECOホームの基礎の特徴です。床下エアコンからの空調がスムーズに流れるように円柱型にしています。一般的な壁形状の基礎だと、どうしても空気が淀むエリアが出てくるのですが、円柱形だと床下全体に暖かい空気が循環します。
また一般的な壁形状の基礎に比べて、地震に強いのも円柱型基礎の特徴です。法隆寺の主柱やギリシアのパルテノン神殿など、円柱の耐震性は歴史が証明しています。とはいえ、基礎工事の手間が余分にかかるので、床下エアコンを使わない場合は、通常の壁形状の基礎で十分だと思います。
上の写真をよく見ると、基礎の外周部に赤い字が印字されているのがわかると思います。これは基礎に赤い字を書いているわけではなく、基礎の周囲に断熱材を施工しているのです。(赤い字は断熱材の商品名です)
このように基礎の外周に断熱材を施工する工法を、基礎外断熱工法もしくは基礎断熱工法といいます。一般的によく採用されている断熱材を床下に入れる床断熱の場合、床下空間は「家の外」になるため、床下エアコンは使えません。また冬、底冷えを感じることの多い家になります。基礎外断熱工法の場合、床下空間は「家の中」になるため、床下エアコンで効率的に家全体を暖めることができます。
下の写真は基礎の断熱材の上に、ターミメッシュというシロアリの侵入を防ぐ、細かな編み目のステンレス製の金網を専用の接着剤で貼りつけた状態です。
これがターミメッシュです。シロアリの侵入を物理的に防ぎます。
もう一枚、ターミメッシュ施工後の基礎の写真です。しばらく専用の接着剤が乾くのを待つ必要があります。写真右側に建っている、独立基礎は、玄関ポーチの支柱を支えるための基礎です。
(続く)