推定80年の家!昔ながらの建築方法がいっぱい!~断熱リフォーム@北杜市
本日は北杜市S様邸の断熱リフォームの様子をお伝えします。
下の写真はS様邸の天井の様子です。S様邸の築年数は推定80年くらい!天井にも古民家風の味わい深さがあります!このまま味わい深い梁を残すのもステキなのですが、今回は断熱リフォームなので、この天井と梁の間に断熱材を吹き込んでいきます。
下の写真はS様邸のリビングの床を解体した写真です。S様邸の家の土台となる部分は小端立て(こばだて)という、地面の上に石を置いてその上に柱を立てるという昔ながらの建築方法が採用されています。このままでは地面からの湿気もすごいので、断熱施工とともに湿気対策も行っていきます。
柱はシロアリの被害に遭っていました。シロアリの姿は見えませんでしたが、シロアリの駆除を行って、防蟻処理を施し、さらに耐震補強も行う予定です。
下の写真は、S様邸の土壁の下地材に使われていた竹小舞(たけこまい)です。竹小舞とは竹を組んで作った、壁の下地材のことです。
50年くらい前までは主流の工法でしたが、職人さんの手仕事であり、手間と時間がかかるため今ではあまり見かけることはありません。当たり前かもしれませんが、昔の家はすべて自然の素材を工夫して建てられています。手間と時間をかけて家づくりをしていた職人さんたちの仕事には本当に頭が下がります。
床を作り変えるため、土壁の下を少し削り取りました。この土壁はそのまま使う予定です。
(続く)