解体工事が始まりました~大黒柱のある注文住宅@甲斐市
甲斐市のI様邸の家づくりが始まりましたので、紹介したいと思います。
ちなみにI様との出会いは、2016年の夏に開催した完成見学会です。初めての出会いから1年半、何度も打ち合わせを重ね、ようやく着工となった次第です。
I様邸は築100年の住宅の建て替えなので、古い家の解体工事から家づくりが始まります。
まずは1月15日に撮った解体直前のI様邸。大きくて立派な家です。
家の中はこんな感じです。まさに日本の旧家です。
もう一枚、家の中の写真です。
写真の真ん中に30センチ角の立派なけやきの大黒柱が写っています。
これだけのけやきの木は、今ではなかなか手に入らないので、新しい家でも大黒柱として再利用する予定です。
2日後の写真です。順調に解体作業が進んでいます。
1階の家の中。太い柱と太い梁。頑丈な躯体ですが、100年前には断熱という考え方がなかったので、現在の家と比較して、冬は猛烈に寒いと思います。
2階です。20年ほど前に、現代風の間取りにするための改築工事をされたそうで、100年前の梁(はり)や棟木(むなぎ)と比較的新しい構造材が混じっています。
趣きのある旧家ですが、容赦なく解体は進んでいきます。
解体開始から5日目。家がほとんどなくなりました。
古い家を解体するたびに気付かされるのですが、昔の家は本当に自然素材だけで作られています。柱も壁も自然に還るものばかりです。
時代は変わっても、できるだけその精神を受け継いでいきたいと思っています。(ECOホームでは、自然素材を使った家づくりをしています。)
続く。