漆黒の外壁とモダンな片流れ屋根が、遠くから見ても存在感のある外観。外壁材は全面、耐久性が高く風合いの美しい自然素材「焼杉」を採用しています
南側外観。明るく開放的な庭に向かって開いた窓から、心地よい風と光を取り込む間取りになっています
焼杉の黒い外壁と白いドアのコントラストが印象的な玄関。焼杉の風合いを残しつつ耐候性を高めるために、焼いた後で黒い塗装を施しています
吹き抜けの2階リビング。太い梁を多用することで、ダイナミックで開放的な間取りとなっています。床は30ミリ厚の無垢の杉板で肌触りも良く暖かく。また、写真中央のロフトへと上がるスケルトン階段は、ご主人のご要望で外壁の焼杉に合わせて色を調合し塗装しました
構造材ムキダシのワイルドな内装に映える真っ白なキッチン。壁面の棚はご主人のDIYで、そこに並ぶコーヒーカップは、古い家の解体中に出てきた昭和生まれの年代物だそう。自分の好きなように家を改造できるのもワンダースケルトンハウスの楽しさのひとつです
キッチン横の壁面に造作した料理器具収納スペース
窓からは富士山と八ヶ岳が見えるロケーション。横長の大きな引き違い窓は断熱性能の高いエクセルシャノン製のオール樹脂サッシです
ご主人自作のカウンターには、昭和生まれのオーディオ機器、自動車の模型、電動鉛筆削りなど、マニア垂涎の年代モノからアルコール類まで好きなものがズラリと並びます
一般住宅のように電気配線を壁の中に入れて隠すことができないので、配線を木の中に通したり造り付けの収納部分に収めるなど、できるだけ見せない工夫をしています
オーディオの上の人形は知る人ぞ知る「LITTLE JAMMER Pro. Tuned by KENWWOD」
ロフトから見たワンダースケルトンハウス
ロフトスペースを寝室として活用。子どもの頃に憧れた秘密基地のような雰囲気です
大きな窓から富士山を眺望できる1階の和室はゲストルームとして使用。ふすまのかわりにシナ板の突板を使った造作建具を入れたり、アンティークのオーディオ用の専用コンセントを設置するなど、建具・設備にもこだわったお部屋です
ヒノキを全面に貼った浴室。かわいい猫足のバスタブは、お知り合いから譲り受けたとのことでそのまま使わせいただきました
洗面室脱衣室。壁の中の空間を上手に使って、洗剤やトイレットペーパーなどを収納しています。写真中央のゴロンとした個性的なシンクはTOTOのドロップシンクです
玄関ホール。2階へとつながるスケルトン階段は、リビング階段と同じく外壁の焼杉に合わせたカラーで空間のアクセントとなっています